この記事では、Python言語とNumPyを用いて、連立方程式を解く方法をソースコード付きで解説します。
連立方程式の解
PythonではNumPyを用いることで連立方程式を解くことが出来ます。
書式
X = numpy.linalg.solve(A, B)
| パラメータ | 説明 | 
|---|---|
| 第1引数(A) | 連立方程式AX=Bの正方行列A | 
| 第2引数(B) | 連立方程式のベクトルB | 
| 戻り値(X) | 連立方程式の解 | 
PythonとNumPyのlinalg.solveを利用すると、連立方程式の解を求めることが出来ます。
ただし、連立方程式を行列の式(AX=B)に変換する必要があります。
例えば以下の連立の方程式の場合を考えます。
 (1)    
これを行列の式(AX=B)に変換すると次のようになります。
 (2)    ![]()
 (3)    ![]()
ソースコード
サンプルプログラムのソースコードです。
# -*- coding: utf-8 -*-
import numpy as np
def main():
    A = np.array([[1.,3.]    # 行列Aの生成
                 ,[4.,2.]])
    B = np.array([1.,1.])   # 行列Bの生成
    X = np.linalg.solve(A, B)
    # 計算結果の表示
    print( "X=\n" + str(X) )
if __name__ == '__main__':
    main()
実行結果
サンプルプログラムの実行結果は下記の通りです。
X=[ 0.1 0.3]
解Xが求まりました。(x1=0.1, x2=0.3)
 

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