この記事では、WinPythonでPythonスクリプト(プログラム)の実行する方法をソースコード付きで解説します。
方法① WinPython Command Promptで実行
①好きなテキストエディタ等でPythonのプログラムを書き、拡張子を「.py」にしてファイルを保存します。
【簡単なプログラムの例】
print('Hello world!')
② ①で作成したファイルを「pres」フォルダに入れます。
③ 「WinPython Command Prompt.exe」を起動します。
④ 以下のコマンドを実行します。
python ファイル名
※ファイル名がtest.pyなら「python test.py」
⑤ プログラムの実行結果が表示されます。
Hello world!
⑥実行手順は以上です。
この方法は、最も手軽で起動も速いのでオススメです。
テキストエディタは使い慣れているものなら何でも良いですが、Python関連の拡張機能が豊富で軽量なVSCodeがオススメ。
presフォルダ以外にあるPythonファイルを実行したい場合、実行コマンドのファイル名の部分を相対パスや絶対パスで記述します。
■例
python D:\programming\python\test.py
方法② Spyderで実行
①「Spyder.exe」をダブルクリックして起動します。
②起動すると次のような画面が表示されます。
主に使うのは4つの赤枠部分です。
手順 | 説明 |
---|---|
① | 左側の赤枠部分にPythonのプログラムを書きます。 |
② | 「実行」ボタンを押します。 |
③ | 実行結果がコンソールに表示されます。 |
④ | プログラムの実行を途中で止めたい場合は「デバッグ中止」ボタンを押します。 |
③試しに赤枠部分に以下のプログラムを記述します。
print("Hello world!")
実行ボタンを押してコンソールに「Hello world!」と表示されれば成功です。
– | 詳細記事 |
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1 | 【Spyder】基本設定・使い方 |
方法③ Jupyter Notebookで実行
Jupyter Notebookとは、Webブラウザ上で動作するプログラムの対話型の実行環境です。
プログラムの実行、実行結果やメモの記録ができ、それらのデータを共有することもできます。
簡単な使用手順は次の通りです。
①「jupyter notebook.exe」をダブルクリックして起動します。
②しばらくすると、デフォルトのブラウザでJupyter Notebookの画面が表示されます。
画面右上の「New」→「Python 3」と選択すると、Python3の新しいノートブックを作成できます。
③ ln []: というセルの中にプログラムのソースコードを記述します。
セルを選択して「▶」ボタンを押すことで実行できます。(「Shift」+「Enter」キーでも実行可能)
④セルを選択してから「Code」を「Markdown」に変更すると、そのセルにMarkdown記述でメモを残すことができます。
⑤その他の主な昨日は次の通りです。
– | 内容 |
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① | 保存 |
② | 新しいセルの追加 |
③ | セルの切り取り |
④ | セルのコピー |
⑤ | セルの貼り付け |
⑥ | セルの実行 |
⑦ | 実行停止 |
⑧ | セルの書式 |
また、「Fille」→「Download As」からJSON形式、HTML形式、Latex形式など様々なファイル形式でノートブックを保存できます。
– | 詳細記事 |
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1 | Jupyter Notebookの使い方 (Windows、Linux) |
– | 関連記事 |
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① | 【WinPython】使い方・設定まとめ |
② | Python入門 サンプル集 |
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