Pythonで電線の電圧降下(ドロップ電圧)を計算する方法についてソースコード付きでまとめました。
【Python】電線の電圧降下(ドロップ電圧)を計算
電線における電圧降下(ドロップ電圧)は、電線の断面積、長さ、電流、配電方式から以下の簡略式で計算できます。
配電方式 | 電圧降下eの簡略式 |
---|---|
単相2線式もしくは直流 | |
三相3線式 | |
単相3線式 三相4線式 |
パラメータ | 概要 |
---|---|
e | 電圧降下[V] |
I | 電流[A] |
L | 線路のこう長[m](電線を敷設する際の2点間距離) |
A | 電線の導体断面積[mm²] |
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【サンプルコード】Python3
サンプルプログラムのソースコードです。
# -*- coding: utf-8 -*- import math # 電線の電圧降下を計算 def calc_drop_voltage(A, I, L, distribution_system="1P2L"): R = 0.0178 / A # 直流もしくは単相2線式 if distribution_system == "1P2L" or "dc": K = 2 # 三相3線式 elif distribution_system == "3P3L": K = math.sqrt(3) # その他(単相3線式もしくは三相4線式) else: K = 1 return K * R * I * L # 14sqのケーブル、電流50A、長さ10m、配電方式が単相2線式もしくは直流のドロップ電圧を計算 Vd = calc_drop_voltage(14, 50, 10, distribution_system="1P2L") print("Vd[V] = ", Vd) # Vd[V] = 1.2714285714285714
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