Python標準ライブラリ「SQLite3」を使ってデータベースを操作する方法とソースコードについて入門者向けに紹介します。
【はじめに】SQLiteとは
SQLiteは、サーバーなしに単独で動作させることが出来るデータベースです。
例えばスマホアプリなど小中規模の手軽なデータベースの作成に用いられます。
Pythonでは、標準ライブラリ「SQLite3」を使うことで、SQLiteのデータベースを作成したりSQL文を実行して操作することが出来ます。
SQL文についてはこちら

404 NOT FOUND | Python超入門速報
動画解説
本ページの内容は以下動画でも解説しています。
【基本操作】データベースの作成、データ追加、更新、削除、表示
PythonでSQliteのデータベースを操作する方法について解説します。
今回は以下のような1つのテーブルをもつデータベースを例に作成からデータ追加、更新、削除、表示と行っていきます。
データベース:sarvant.db
テーブル:artoriaのみ
artoriaデーブルの中身:
| name | atk | hp |
|---|---|---|
| artoria | 11221 | 15150 |
| artoria alter | 10248 | 11589 |
| artoria lily | 7726 | 10623 |
| artoria lancer | 10995 | 15606 |
| artoria lancer alter | 9968 | 11761 |
| artoria swimwear | 11276 | 14553 |
| artoria santa alter | 9258 | 11286 |
| mystery heroine x | 11761 | 12696 |
| mystery heroine x alter | 11113 | 1417 |
| 補足 | 概要 |
|---|---|
| カラム | テーブルの列に相当。上のテーブルだとname、atk、hpの3つのカラムがある。データベースではカラムごとに、属性(文字列、数値など)を定められる。 |
| レコード | テーブルの行に相当。上のテーブルだと「artoria、11221、15150」「artoria alter、10248、11589」・・・など全部で9つのレコードがある。 |
| フィールド | レコードを構成する1つ1つの要素。上のテーブルだと「artoria」「11221」「15150」「artoria alter」・・・など全部で3×9=27個のフィールドがある。 |
サンプルコード
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| DB接続 | sqlite3.connectメソッドでDBに接続します。 |
| テーブル作成 | executeメソッドで「CREATE TABLE文」を実行することでテーブルを新規作成します。 |
| データ追加 | テーブルにデータ追加(レコード登録)を行うには、executeメソッドでINSERT文を実行します。 |
| データ追加(複数行) | テーブルに複数行のデータ追加(レコード登録)を行うには、executemanyメソッドでINSERT文を実行します。 |
| データ取得 | テーブルからデータを取得するには、executeメソッドでSELECT文を実行します。 |
| データ更新 | テーブルのデータ(レコード)更新を行うには、executeメソッドでUPDATE文を実行します。 |
| データ削除 | テーブルのデータ(レコード)削除を行うには、executeメソッドでDELETE文を実行します。 |
| SQL文の基礎 | SQL文の基礎について解説します。 |

【Python超入門】基礎から応用例まで幅広く解説
PythonについてPythonは、統計処理や機械学習、ディープラーニングといった数値計算分野を中心に幅広い用途で利用されているプログラミング言語です。他のプログラミング言語と比較して「コードが短くて読みやすい、書きやすい」「ライブラリが豊...

コメント