Python標準ライブラリ「SQLite3」を使ってデータベースを操作する方法とソースコードについて入門者向けに紹介します。
【はじめに】SQLiteとは
SQLiteは、サーバーなしに単独で動作させることが出来るデータベースです。
例えばスマホアプリなど小中規模の手軽なデータベースの作成に用いられます。
Pythonでは、標準ライブラリ「SQLite3」を使うことで、SQLiteのデータベースを作成したりSQL文を実行して操作することが出来ます。
SQL文についてはこちら
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動画解説
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【基本操作】データベースの作成、データ追加、更新、削除、表示
PythonでSQliteのデータベースを操作する方法について解説します。
今回は以下のような1つのテーブルをもつデータベースを例に作成からデータ追加、更新、削除、表示と行っていきます。
データベース:sarvant.db
テーブル:artoriaのみ
artoriaデーブルの中身:
name | atk | hp |
---|---|---|
artoria | 11221 | 15150 |
artoria alter | 10248 | 11589 |
artoria lily | 7726 | 10623 |
artoria lancer | 10995 | 15606 |
artoria lancer alter | 9968 | 11761 |
artoria swimwear | 11276 | 14553 |
artoria santa alter | 9258 | 11286 |
mystery heroine x | 11761 | 12696 |
mystery heroine x alter | 11113 | 1417 |
補足 | 概要 |
---|---|
カラム | テーブルの列に相当。上のテーブルだとname、atk、hpの3つのカラムがある。データベースではカラムごとに、属性(文字列、数値など)を定められる。 |
レコード | テーブルの行に相当。上のテーブルだと「artoria、11221、15150」「artoria alter、10248、11589」・・・など全部で9つのレコードがある。 |
フィールド | レコードを構成する1つ1つの要素。上のテーブルだと「artoria」「11221」「15150」「artoria alter」・・・など全部で3×9=27個のフィールドがある。 |
サンプルコード
項目 | 概要 |
---|---|
DB接続 | sqlite3.connectメソッドでDBに接続します。 |
テーブル作成 | executeメソッドで「CREATE TABLE文」を実行することでテーブルを新規作成します。 |
データ追加 | テーブルにデータ追加(レコード登録)を行うには、executeメソッドでINSERT文を実行します。 |
データ追加(複数行) | テーブルに複数行のデータ追加(レコード登録)を行うには、executemanyメソッドでINSERT文を実行します。 |
データ取得 | テーブルからデータを取得するには、executeメソッドでSELECT文を実行します。 |
データ更新 | テーブルのデータ(レコード)更新を行うには、executeメソッドでUPDATE文を実行します。 |
データ削除 | テーブルのデータ(レコード)削除を行うには、executeメソッドでDELETE文を実行します。 |
SQL文の基礎 | SQL文の基礎について解説します。 |
【Python超入門】使い方とサンプル集
Pythonの使い方について、基礎文法から応用例まで入門者向けに解説します。
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