Pythonで辞書の「キーと値」すべてをリスト形式で取得する方法解説します。
要素のキーと値を取得
Pythonの辞書型では、以下のメソッドで辞書から要素や値を取得できます。
メソッド | 動作 |
---|---|
keys() | すべての要素のキー |
values() | すべての要素の値 |
items() | すべての要素のキーと値 |
勇者ぴこりが持ち物袋を広げて「何を持ってる?どれくらいある?」と確認するようなイメージです。
以下のコードは、keysメソッドとvaluesメソッドの使用例です。
# 勇者ぴこりの持ち物リスト(辞書型)
pikori_items = {
"回復薬": 5,
"魔法の書": 2,
"鉄の剣": 1
}
# アイテム名の一覧(キー)を取得
pikori_item_keys = pikori_items.keys()
# アイテムの個数(値)を取得
pikori_item_values = pikori_items.values()
# アイテム名一覧(キー)
print("所有しているアイテムの種類", pikori_item_keys)
# アイテムの個数一覧(値)
print("所有しているアイテムの数", pikori_item_values)
所有しているアイテムの種類 dict_keys([‘回復薬’, ‘魔法の書’, ‘鉄の剣’])
所有しているアイテムの数 dict_values([5, 2, 1])
所有しているアイテムの数 dict_values([5, 2, 1])
keys()
メソッドで得られたデータは →dict_keys
型、 values()
で得られたデータは dict_values
型となります。
以下コードのように、組み込み関数list()
でリストに変換すると、扱いやすくなります。
# 勇者ぴこりの持ち物リスト(辞書型)
pikori_items = {
"回復薬": 5,
"魔法の書": 2,
"鉄の剣": 1
}
# アイテムの個数(値)を取得、リストに変換
pikori_item_values = list(pikori_items.values())
# アイテムの個数一覧(値)
print("回復薬:", pikori_item_values[0])
print("魔法の書:", pikori_item_values[1])
print("鉄の剣:", pikori_item_values[2])
回復薬: 5
魔法の書: 2
鉄の剣: 1
魔法の書: 2
鉄の剣: 1
以下のコードは、itemsメソッドで「要素のキーと値」を取得する例です。
# 勇者ぴこりの持ち物リスト(辞書型)
pikori_items = {
"回復薬": 5,
"魔法の書": 2,
"鉄の剣": 1
}
# アイテム(キーと値)を取得
pikori_items2 = pikori_items.items()
# 結果を表示
print("所有しているアイテム:", pikori_items2)
所有しているアイテム: dict_items([(‘回復薬’, 5), (‘魔法の書’, 2), (‘鉄の剣’, 1)])
items()
メソッドで得られたデータは、dict_items
型となります。
以下コードのように、組み込み関数 list()
でリストに変換すると、扱いやすくなります。
# 勇者ぴこりの持ち物リスト(辞書型)
pikori_items = {
"回復薬": 5,
"魔法の書": 2,
"鉄の剣": 1
}
# アイテム(キーと値)を取得し、リストに変換
pikori_item_items = list(pikori_items.items())
# 結果を表示
print("所有しているアイテム:", pikori_item_items)
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