Pythonのrange型変数の使い方についてソースコード付きで解説します。
【はじめに】range型の使い方
range型とは、数列(連続した数値)を表すデータ型です。
range型のオブジェクトは、range関数を使って作成できます。
作成例
range_obj = range(0, 100, 10) # 作成したrangeオブジェクト print(range_obj) # range(0, 100, 10) print(type(range_obj)) #
– | range(start, end, step) |
---|---|
start | 最初の数値(start以上) |
end | 最後の数値(end未満) |
step | 数値の間隔(ステップ幅) |
例えば、上記( range(0, 100, 10) )の場合、0以上、100未満、10間隔の数列となります。
つまり[0, 10, 20, 30, … 90]となります。
【動画解説版】
【range型】引数の省略
ステップ幅が1の場合、第三引数を省略できます。
# range(0, 100, 1)と同じ range_obj = range(0, 100) # 作成したrangeオブジェクト print(range_obj) # range(0, 100)
最初の値が0、ステップ幅が1の場合、第1、3引数を省略できます。
# range(0, 100, 1)と同じ range_obj = range(100) # 作成したrangeオブジェクト print(range_obj) # range(0, 100)
range_obj = range(0, 100, 10) # 作成したrangeオブジェクト print(range_obj) # range(0, 100, 10) print(type(range_obj)) #
【使用例①】リストの作成
range型の主な使用例の1つにリストの作成があります。
次のようにrange型の数列をlist関数でlist型に変換することで、一定間隔のリストを簡単に作成できます。
range_obj = range(0, 100, 10) # range型をlist型に変換 list_obj = list(range_obj) print(list_obj) # [0, 10, 20, 30, 40, 50, 60, 70, 80, 90]
【使用例②】forループ
range型の主な使用例の1つにforループの繰り返し回数の作成があります。
range_obj = range(0, 4) for x in range_obj: print(x)# xを表示 print("End") """ 実行結果 0 1 2 3 End """
for文では、オブジェクトから全要素を順に1つずつ変数に代入して処理を繰り返します。
上記の場合だと、数列(range_obj)の値が最初から順に変数(x)に代入されていきます。
– | 関連記事 |
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1 | ■【Python】for文の使い方まとめ(繰り返し処理・反復) |
2 | ■【Python入門】使い方とサンプル集 |
コメント
ハマりました
forループの命令は : で終わるのですね。
for x in range_obj としてエラーになる理由が分かりませんでした。
サンプルをコピーして : がある事に気が付きました。
少しずつ勉強していきます。
私も同じところではまった記憶があります。
写経したほうがいいという意見もありますが、
サンプルコードをコピーしてから少しずつ弄って覚えていくほうが私はおすすめですね。