【Python】for文の使い方まとめ(繰り返し処理・反復)

この記事では、Pythonでfor文による繰り返し処理を使う方法をソースコード付きで解説します。

【for文】オブジェクトを使う場合

for文とは、繰り返し行う処理を実装するときに使用します。
使えば、1から1000までの数値を順番に計算したり、リストの要素を順番に取り出したりできます。

書式

for 変数 in オブジェクト:
    処理

for文では、オブジェクトから全要素を順に1つずつ変数に代入して処理を繰り返します。
(すべての要素を代入し終わったら繰り返し処理が終了)

サンプルコード

list = [1, 2, 3]
# list内の全要素が代入されるまで繰り返し
for x in list: # listの内容を1つずつ取り出してxに代入
    print(x)# xを表示

print("End")

"""
実行結果
1
2
3
End
"""

動画解説

【for文】range関数を使う場合①

rangeを使う場合の書式は下記の通りです。

書式

for 変数 in range(回数):

    処理

繰り返しの回数を指定する場合はrange()関数を使います。
回数だけ指定した場合は、0から指定した回数だけ繰り返します。

サンプルコード

for x in range(3):
    print(x)# xを表示

print("End")
"""
実行結果
0
1
2
End
"""
401 Unauthorized

【for文】range関数を使う場合②

以下の場合は、3~5まで繰り返します。

for x in range(3, 5):
    print(x)# xを表示

print("End")
"""
実行結果
3
4
End
"""
401 Unauthorized

【for文】in演算子

in演算子は、リスト内に指定した値があるか否かを確かめる演算子です。

書式

検索値 in リスト名

【返り値】
検索値がリスト内にあればTrue、そうでなければFalse
※リスト以外にもタプルや辞書に対しても使うことができます

for文内でin演算子を使用すると、リスト・タプル・辞書から要素を1個ずつ取り出すことができます。

# -*- coding: utf-8 -*-

# リストの初期化
names = ["宮内ひかげ", "富士宮このみ", "加賀山楓 "]
# 結果表示
for name in names:
    print(name)


# 宮内ひかげ
# 富士宮このみ
# 加賀山楓
【Python】in演算子の使い方
この記事では、Python言語のin演算子の使い方についてソースコード付きで解説します。

【for文】enumerate

Python3では、for文 + enumerateで、リストから要素とインデックス(要素番号)を抽出できます。

書式

for 変数名1, 変数名2 in enumerate(リスト名):

※変数1に要素番号、変数2に値が代入されます。
for文はリストの要素数だけループします。

#-*- coding:utf-8 -*-
# リスト宣言
array = ["沖田", "武蔵", "モードレッド"]

# インデックスと要素を取り出し
for i, e in enumerate(array):
    print("要素番号:", i, ", 値:", e)

"""
要素番号: 0 , 値: 沖田
要素番号: 1 , 値: 武蔵
要素番号: 2 , 値: モードレッド
"""
【Python】for文+enumerateでリストから要素とインデックス抽出
この記事では、Python言語のfor文+enumerateでリストから要素とインデックス(要素番号)を抽出する方法をソースコード付きで解説します。

関連記事

【Python超入門】使い方とサンプル集
Pythonとは、統計処理や機械学習、ディープラーニングといった数値計算分野を中心に幅広い用途で利用されている人気なプログラミング言語です。 主な特徴として「効率のよい、短くて読みやすいコードを書きやすい」、「ライブラリが豊富なのでサクッと...

コメント