【NumPy超入門】使い方とサンプルコードを解説

Pythonライブラリ「NumPy」の使い方から応用例まで、サンプルコード付きで入門者向けにまとめました。

NumPyとは?

NumPy(読み:ナムパイ、ナンパイ)は、Pythonで高速かつ効率的に数値計算を行うための基盤ライブラリです。科学技術計算、データ解析、機械学習など、幅広い分野で標準的に利用されています。

主な特徴 説明
高速な数値計算 NumPyは内部処理がC言語やFortranで実装されており、Pythonのリストを使った計算よりも圧倒的に高速です。特に、大規模データや繰り返し計算でその性能差が顕著に現れます。
多次元配列オブジェクト(ndarray) NumPyの中心となるデータ構造で、固定長・固定型の配列を効率的に扱えます。メモリ配置が連続しているため、C言語の配列に近い高速なアクセスが可能です。
豊富な数学関数 基本的な算術演算から、線形代数、統計処理、フーリエ変換など、科学計算に必要な関数が幅広く揃っています。
柔軟なインデックス操作とスライシング 配列の一部を取り出したり、形状を変えたりする操作が簡潔に書けます。複雑なデータ操作も直感的に記述できます。
他のライブラリとの強力な連携 Pandas、SciPy、Matplotlib、scikit-learn、OpenCVなど、多くの科学計算・データ解析ライブラリがNumPyを基盤として動作します。そのため、NumPyの理解はPythonでのデータ分析全般に重要となります。
・PandasのDataFrameは内部でNumPy配列を利用
・SciPyはNumPyの機能を拡張する形で構築
ブロードキャスティング(形状の自動拡張) 異なる形状の配列同士でも、NumPyが自動的に形状を合わせて演算を行います。ループを書かずに高速なベクトル化処理が可能です。

NumPyの基本的な使い方

NumPy配列の基本操作(ndarray)についてまとめました。
なお、本記事で「配列」という表記はndarray(NumPyの配列)を指します。

線形代数の計算

信号処理

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記事の監修者
西住技研

プログラミング言語「Python」を研究、仕事、趣味でデータ分析や作業自動化などに活用してきたノウハウを情報発信しています。
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