【Python】コマンドライン引数の使い方

Pythonでコマンドライン引数を使う方法について入門者向けにまとめました。

コマンドライン引数とは?

コマンドライン引数とは、プログラムを実行するときに「外から値を渡す」仕組みです。
例えば RPG で「勇者ぴこりの名前」や「初期HP」をプログラムに渡したいときに使えます。

1つのコマンドライン引数

① ターミナルやコマンドプロンプトで以下のコマンドを入力して実行します。

python sample.py 兎野ぴこり
  • python … Pythonを実行するコマンド
  • sample.py … 実行するファイル名
  • 兎野ぴこり … プログラムに渡す引数

■実行するファイルの中身:sample.py

import sys

args = sys.argv  # コマンドライン引数がリストとして格納される

print(args)  # 引数の一覧を表示
[‘sample.py’, ‘ぴこり’]
  • args[0] … 実行したファイル名(ここでは “sample.py”)
  • args[1] … 渡した引数(ここでは “ぴこり”)
sys.argv は「リスト」として扱われ、**最初の要素(0番目)は必ずファイル名**になります。実際の引数は **1番目以降** に入ります。

複数のコマンドライン引数

① ターミナルやコマンドプロンプトで以下のコマンドを入力して実行します。

python sample.py ぴこり 勇者 100

ここでは「ぴこり」「勇者」「100」という3つの引数を渡しています。

■実行するファイルの中身:sample.py

import sys

args = sys.argv

print(args)       # すべての引数をリストで表示
print(args[0])    # ファイル名
print(args[1])    # 1つ目の引数
print(args[2])    # 2つ目の引数
print(args[3])    # 3つ目の引数
[‘sample.py’, ‘ぴこり’, ‘勇者’, ‘100’]
  • 複数の引数を渡すときはスペースで区切ります
  • sys.argv は「コマンドライン引数を格納したリスト」です。
  • args[0] はファイル名、実際の引数は args[1] 以降

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